紀州梅効能研究会は梅・梅干し・梅リグナンの様々な健康効果を医学的に検証・解明しています。

紀州梅効能研究会

梅の効能

抗酸化活性作用

活性酸素は癌や生活習慣病を引き起こす原因といわれていますが、梅干しに含まれる梅リグナンには酸化反応を抑制する作用があり、細胞や組織が酸化するのを防ぎます。

活性酸素は、酸化力の強い酸素のことです。生命活動に欠かせない酸素ですが、活性酸素には強い毒性作用があり、生活習慣病や老化現象、癌などに関連があることがわかってきました。
酸素を利用してエネルギーを得ている生物は、体内に活性酸素の防御システムを備えているのですが、この機能が弱ると防御システムと活性酸素のバランスが崩れ“酸化ストレス”と呼ばれる病的な状態に陥ってしまいます。

酸化ストレスの概念図

植物の中には、この酸化ストレスを防御する物質が多く含まれています。お茶やタマネギ、リンゴなどに多く含まれている梅リグナンは、最も良く知られている植物性の抗酸化物質ですが、この梅リグナンには、抗酸化活性作用の他、抗癌、抗菌などの作用があります。
我々は、梅の中に酸化ストレスを強く抑制する物質が含まれていることを見いだし、梅が動脈硬化、発癌などさまざまな疾患の原因として考えられている酸化ストレスを抑制する“化学予防”植物性食品としての可能性を見い出しました。

参考:梅の細胞増殖抑制作用、抗酸化作用に関する研究

参加企業

和歌山県産農産物の機能性を医学的、科学的に解明することを目的とした機能性医薬食品探索講座は、梅加工会社の寄付により大阪河﨑リハビリテーション大学内に設置運営されています。

梅干博士

宇都宮 洋才(うつのみや ひろとし)
医学博士。専門は病理学。言い伝えの域をでなかった梅干しの効能を国内外の共同研究によって医学的に解き明かす。梅干博士として知られ、マスコミや講演でも活躍。2022年4月より、大阪河﨑リハビリテーション大学 機能性医薬食品探索講座 教授。

メディア紹介
  • あさイチ(NHK総合テレビ)
  • Rの法則(NHK Eテレ)
  • ためしてガッテン(NHK総合テレビ)
  • 林修の今でしょ!講座(テレビ朝日)
  • 主治医のみつかる診療所(テレビ東京)
関連リンク